テナガエビ釣りのホームページ
テナガエビってどんな?
淡水 や 海水の入り混じる 汽水域に棲む 文字通り手の長〜い エビです。釣りとしては、あまり一般的でないかもしれませんが、 地方によっては 夏の風物詩の一つ になっているところもあるようです。では もう少し テナガエビについて 調べてみましょう。

目 |
十脚目 Decapoda |
下目 |
コエビ下目 Caridea |
上科 |
テナガエビ上科 Palaemonoidea Rafinesque, 1815 |
科 |
テナガエビ科 Palaemonidae |
亜科 |
テナガエビ亜科 Palaemoninae カクレエビ亜科 Pontoniinae |
学名 |
Palaemonidae Rafinesque, 1815 |
テナガエビの生態
テナガエビは、写真の通り2本の手が長い汽水域に住んでいるエビです。 主に夜行性で食性は肉食 獰猛で仲間が 自分の縄張りに入ってきた時は攻撃して排除します。
住処は 岩の隙間 水草の陰 杭のまわり テトラポッドの隙間など 障害物の周りや その中に身を潜めています。主に夜行性ですが、障害物の周りや隙間では 昼間でも活発に活動しています。
繁殖期は 5月から9月ごろ 夏場が多いようです。一度に1000個から2000個の卵をかえすそうです。釣期も主に初夏から夏の終わりごろなので、抱卵したテナガエビを見ることができます。
寿命は 1年から3年くらいで かなり個体差があるようですが 20cmくらいにまで成長するそうで オスの方が大きくなるそうです。
テナガエビ釣りの道具と仕掛け
テナガエビは 夜行性で 夜良く釣れますが 夜は危険も伴います。ビギナーさん や ファミリーでの場合は 昼間の釣りをお勧めします。
昼間でも 十分釣れます。釣り方には ちょっとばかり要領がいりますが、慣れてしまえば 誰でも釣ることが出来ますよ。
まずは テナガエビ釣りの道具と仕掛けを紹介します。
場所により違いますが、長さは 1.2mくらい から 3.0m くらいの延べr竿でよいでしょう。渓流竿 万能竿 フナ竿などです。長い竿の場合は、先端部の2節分だけ使うとかすれば対応できます。 また 木の枝 や竹を切って代用してもかまいません。
決して 「これでなければいけない!」 ということはありません。


小型クーラー・クーラーバック・バケツ・ビクが良いでしょう。ただビク以外は、釣れたテナガエビを生かしてドロを吐かせたいので、酸欠で死んでしまわないようにブクブクを使う必要があります。

帰るまで 網に入れ川の中で 生かしておいて、帰りにはバケツやクーラーに水を張り ブクブクで生かして持ち帰るのがベストだと思います。
竿以外に 道イト・針・オモリ・サルカン があれば仕掛けは作れます。これに ウキ と 浮き止めゴム があれば ウキ釣りも出来ます。市販の仕掛けもあります。

シモリウキ・玉浮き、トウガラシ浮きなどです。小枝を適当に折って 道糸に結んでも 代用できます。

浮き釣りには、カミツブシ や ガンダマのセットが あれば対応できます。ミャク釣りには、ナス型 や ドブ管付き(ドブ釣り用の円錐形オモリ)を 使います。
ハサミは糸・浮きゴム・エサを小さくカットする時などに使います。いずれも使用後はきれいに洗って 油分を付けておいてください。
テナガエビの釣り方
テナガエビは 夜行性で 夜良く釣れますが 夜は危険も伴います。ビギナーさん や ファミリーでの場合は 昼間の釣りをお勧めします。
昼間でも 十分釣れます。釣り方には ちょっとばかり要領がいりますが、慣れてしまえば 誰でも釣ることが出来ますよ。ではもう少し詳しく見てみましょう。
場所にもよりますが 2本3本 並べて釣った方が 効率的です。 また ミャク釣り と 浮き釣りで 釣り方や 狙う場所を 変えるのも面白いです。 準備は いたって簡単 竿に 道糸・仕掛けを結んで 完了。
餌は、ミミズ アカムシ などです。テナガエビの口は小さく また 使う針も小さいので、 ミミズも 小さく 細身 のものの方が 使いやすいです。


通し刺しをして、垂らしは ほんの少し 2mm、3mm (適当)針先のすぐ下 で カットでもかまいません。アカムシは 1、2匹付け で チョンガケ します。
狙う場所ですが、 テナガエビは、昼間 岩 や 杭・ 垣棚 といった 障害物の 近くに身を潜めています。障害物が ポイントの目安です。 「障害物 を 釣る(狙う)」 といった感じです。まず浮き釣りの場合ですが、<浮き下>の調整をします。

ポイントに 仕掛けを投入して、 餌が底に着くように <浮き下>を決めます。流れのある場所や、風で浮きが流されるようなときは オモリが底に着く様に調整します。
仕掛けを入れたら しばらく アタリの出るのを待ちます。アタリが無ければ 少し仕掛けを引っ張って場所をずらしてみます。障害物の周囲を 満遍なく 少しづつ探る といった感じです。
それでも アタリが無ければ、狙う障害物を変えてみます。 この繰り返しになります。アタリ方は、「モゾモゾ」 ときます。 浮きが横に 移動するなどの動きもアタリの一つです。 しばらく 待って ゆっくり竿を上げてみてください。
魚 を釣る時の様に、浮きが 勢いよく 消しこむことはめったにありません。 また アワセ も 必要ありません。スーとゆっくり 竿を立ててみてください。 「アタリがあったら しばらくまって 竿をゆっくり上げてみる」 が原則です。
アタリがあり、竿を上げて、 もし テナガエビが付いていなかったら、餌を付け直して 同じところに 入れて見てください。すぐにアタリが来る場合があります。
ミャク釣りの場合は、 仕掛けを振り込んで、 オモリを動かさない程度に 糸ふけを取って アタリを待ちます。モゾモゾと 竿先がしたり 糸がゆっくりと横に動く などがアタリです。 後は 浮き釣りの場合と同じです。
テナガエビが釣れたら、網に入れ川の中で生かしておくのが良いのですが、場所の条件でそれができない場合は、バケツに水をいれ その中に活かしておきましょう。 たくさん入れると 酸欠ですぐに死んでしまいます。 ブクブクを使ってください。
弱ったり 死んだりしたら すぐに 氷の入った クーラーへ 移しかえましょう。
テナガエビの食べ方
なんといっても素揚げ!簡単でしかもおいしい。お酒のおつまみ や お子様のおやつに最適!ファミリーフィッシングで 楽しんだ後の夕飯に、テナガエビの素揚げを添えてみてはいかが・・・
テナガエビ料理の定番 素揚げです。ビールのおつまみに お子様のおやつ持ってこい。 レモンとキュッと絞って パリパリやってください。