魚釣りってどんなだろう?・・・きょうみあるんだけどなあ・・・やってみたいけどよくわからない・・・そんな君に「魚釣りの基本」を知ってもらうためのホームページです。
釣りについて知っておいてほしいこと
(項目名から各項へジャンプ)
- 魚釣りってなあに?
- 魚釣りって なにを どうするの?簡単に説明するよ
- 竿ってどんなの?
- 釣り竿は 釣りの道具の一つでだよ
- リールってどんなの?
- リールは、釣糸を 巻き取っておける、道具だよ
- 釣り糸って?
- 魚釣りには 専用の糸があるよ。
- 浮きってどんなの?
- 多くの種類があるよ。釣りによって使い分けるよ
- オモリをつかうのはなぜ?
- オモリの役目を知っておこう。
- 釣り針りって?
- 魚を掛ける大切なところだよ
- クーラーってなあに?
- 魚を 冷やして もって帰るためのモノだよ
- 釣り糸の結び方 仕掛けの作り方について
- これだけ覚えれば魚釣りはできるよ!練習してみよう
- 釣り餌について?
- ミミズや練り餌など いろいろとあるよ
- ハリの外し方
- ハリを外すにはコツがあるよ
★主な釣りのスタイルを見てみよう★
★主な魚別の釣り方をみてみよう★
「フナ」 「コイ」 「ハヤ」 「アユ」 「ウナギ」 「テナガエビ」 「ワカサギ」 「マス」 「ヤマメ・イワナ」 「ウグイ」 「ハゼ」 「キス」 「カレイ」 「アジ」
魚釣りってなあに?
魚釣りを 簡単に言うと、 竿・糸・浮き・針・オモリ などを使って、魚を釣り上げることを言います。
釣り方も、たくさんの種類がありますので、大きく分けて いくつかを 簡単に説明していきます。
釣りマメ知識
「魚釣り」の歴史は たいへん古く、石器時代の化石から 骨で作った針が見つかっています。
もっとも、このときの「魚釣り」は、魚をとるための漁の一つで、日本では、「遊びとしての魚釣り」が 江戸時代くらいにはじまったようです。
「釣りは フナにはじまり フナに終わる」 という言葉がありますが、はじめての釣りは、近所の川や池での 「フナ釣り」。
だんだんと欲が出て 「コイ釣り」や「アユ釣り」などをして、それでも満足できなくて 海に出て「タイ釣り」や「ヒラメ釣り」などにも挑戦してゆく・・・。
ふと気が付いてみると 年をとり はじめての「フナ釣り」にもどって人生を終える。
言葉の通りにとらえると 「釣り人」を一言で語った というか 人の人生)を語ったような 言葉にもおもえます。
もう一つ、面白いとらえ方があります。「フナ釣り」は 「浮き」を使った 釣りの一つです。 「・・・浮きにはじまり 浮きに終わる」 というとらえ方です。
「浮き釣り」は、釣りの中でも基本となる釣り方ですから 「・・・基本にはじまり基本にかえる・・・」と いうわけです。 う~ム これもなかなか もっともな・・・
釣り竿ってどんなの?
「ロッド」 とも呼ばれる 「釣り竿」は 手(腕)の延長ともいえるもので、手で握る「元」の部分は太く、「先」に行くほど細くなっているよ。
弾力があって 曲がるようになっいて、狙う魚の種類、大きさで、「全体の長さ」「太さ」「弾力の強さ」「曲がり方」などが違うんだ。
弾力の強さ・曲がり具合 のことを 「調子」 といって、それぞれの釣りに合った調子というのがあり、釣り人の「こだわり」があるんだなあ。釣竿は 「のべざお」 と 「ガイド付き」 の竿に大別されるよ。

竿についてもう少し詳しく知りたい人はこちらへ(工事中)
釣りマメ知識
細い釣り糸で大きな魚が釣れる訳は!?
一口に言うと、釣竿が曲がるからなんだなあ。 釣竿が しなやかに曲がり 適度に反発することで、魚の強い引き込みに対してクッションになり、魚をスムーズに持ち上げることができわけです。
だから 細い釣り糸でも 大きな魚を釣り上げることが出来るるんだなあ。 釣りにとっての竿は、無くてはならない 大事なものなんだよ!
リールってどんなの?
「リール」は 釣り糸を 巻き取っておく モノです。「リール」のおかげで、仕掛を より遠くへ飛ばしたり、より深く沈めたり、より大型の魚との やり取りが出来るようになるのです。
リールは、スピニングリール と 両軸リール(太鼓型リール)とに大別されます。さらに それぞれの魚釣りに合うように、多くの種類のリールがあります。
★スピニングリール★
★両軸リール★
★電動リール★
★フライリール★
釣りマメ知識
スタードラッグって!? なんだろう? 大部分のリールには、「ドラグ機能」 というのが ついています。(フライリールにはついていません)。
ドラッグ機能とは、魚の引き込む力が、糸の強さを上回る時に、糸がすべり出て 糸が切れる(ラインブレイク)を 防ぐ機能のことを言います。
糸の出を止めておく力を「ドラグ力(どらぐりょく)」といいます。ドラグ力は 調整できます。糸の強さに合わせて調整して、糸が切れる少し手前で 糸が出るように設定するわけです。
釣り糸って?

釣り糸は、竿(さお=ロッド) または リール と 仕掛をつなげる糸のことを言います。
糸の太さの単位は 号 または ポンドだよ。
(1ポンドは453g)
号数 | ポンド(lb) | 重さ(kg) | 直径(mm) |
0.8号 | 3lb | 1.4kg | 0.148mm |
1号 | 4lb | 1.8kg | 0.165mm |
1.5号 | 6lb | 2.7kg | 0.205mm |
2号 | 8lb | 3.6kg | 0.235mm |
2.5号 | 10lb | 4.5kg | 0.260mm |
3号 | 12lb | 5.4kg | 0.285mm |
また 糸を使う場所によって 呼び方が違うから覚えておこう!
釣りマメ知識
釣り糸には種類があります。昔からあるのが、「ナイロン糸」。これより 吸水性(きゅうすいせい)・伸びが少なく、強いのが「フロロカーボン」。もっとに伸びがすくなく、強いのが「PEライン」。また 鮎の友釣りなどに使われる金属ライン など があります。それぞれの釣りに合わせて使い分けます。
浮きってどんなの?

「浮き」は、魚の「アタリ」をとるのが、主な役割です。
時代とともに 釣り方にも工夫がなされ、 役割に応じて形や大きさはいろいろ。
当然、呼び方も たくさんあるよ。
丸い小さなタイプ(中央右より)を「タマ浮き」
棒状の浮き(下段中央)を「棒浮き」

棒状で上部が細い(下段右より) 「へら浮き」
夜釣りの為の(上段中央)「電気浮き」
磯釣りのための「ドングリ浮き」「水中浮き」「天狗浮き」
鮎やハヤ釣りなどに使う「唐辛子浮き」
その他 「飛ばし浮き」「シモリウキ」
などなど・・・釣り方に応じて使い分けが大事だよ。
釣りマメ知識
浮きの基本形ともいえる 「タマ浮き」 と 「棒浮き」 はどうちがうのか?
タマ浮き は 浮力が強く また 水面から出ている部分が少ないので、風に流されにくいなどという特徴があります。
一方棒浮きは、水中に引き込まれる時の抵抗が少ないという特徴があります。
棒浮きの進化系の一つが「へら浮き」であり、抵抗が一番少ない究極の形 と言えるかも知れませんね。
オモリを使うのはなぜ?
「オモリ」は、「仕掛け」を沈めたり、遠くへ 飛ばしたりするのが 主な役割だよ。
オモリといっても 沢山の 種類があるよ!いくつかを紹介しょう。
まずは 「板オモリ」 フナ釣りや鯉釣り に使うことが多いオモリ。「チュ-インガム」を薄く(うすく)したしたような形で、ハサミで簡単に切れ、自由に重さの調整が出来るよ。
管(かん)の付いた 「ナス型」、「六角型」、「胴付型(どうつきがた)」、「太鼓型(たいこがた)」 などは、ブッコミ釣りや 船釣りによく使われるよ。
中心に糸を通せる 「中通し(なかどおし)オモリ」 や 割れが入っていて、糸をはさみ、噛んで押さえるようになっている 「ジンタン」や「割ビシ」「ガン玉(だま)」 などの種類があるんだ。
オモリは 仕掛け・釣り方で 使い分けよう!
有限会社 佐藤金属工業様 HPより
釣りマメ知識
★普通のオモリの単位(たんい)は 「号(ごう)」。
1号 = 一匁(いちもんめ) ≒ 3.75g。
★ジンタンも号を使うけれど
1号≒0.4g 2号≒0.31g 3号≒0.25g・・・
★割ビシは
極小≒0.2g 小小≒0.25g 小≒0.35g・・・
★ガン玉は
1/2B≒0.27g B≒0.55g 2B≒0.75g・・・
と少し特殊な単位になっているものもあるよ。
釣り針りって?
釣り針り(つりばり)は、魚を掛ける 大事な 道具のひとつだよ。
主に 鉄 鋼 ステンレスなどからできていて、ニッケル や 金でメッキしてあったり、塗装してあったりするよ。
釣針は 狙う魚の種類や 大きさ 餌の種類など で使う針の 形や大きさが違ってきます。
沢山の種類があるけど、<何にでも使えるわけではない> と いうことを覚えておこう!
針には、それぞれの場所に名前があります。
釣りマメ知識
針は 形で大きく 分けることができるよ。
①袖型(そでがた)は 針が着物の袖の形に似ていることから、そう呼ばれるようになった針で 比較的 万能だよ。
②丸型(まるがた)は 全体が 丸い 形で、ヘラブナ釣りなどに使われることが多い針だよ。
③角型(かくがた)は、角ばっていて、イケ先が短かく エビ や タナゴ 釣りなどに よく使われるよ。
クーラーってなあに?
「クーラー」は、釣れた魚を冷やして持ち帰るための魚の入れ物だよ。また、 クーラーの使い道として お弁当や 飲み物 餌など も 入れておくことができるんだ。
魚を冷やしてもって帰るには、 クーラーの他に 保冷バック や 発泡スチロールを 使うこともできるよ。 魚釣用のクーラーを買うより 安く 買えるよ。
釣った魚は 死んでしまうと どんどん傷んでいきます。魚の種類によっては、すぐに 食べられなくなってしまうものもあるから 魚を 持ってかえって食べるなら クーラーは必要だね!
釣りマメ知識
昔の 魚の入れ物は 魚篭(びく)と 呼ばれるひもで編んだ網籠(あみかご)や竹などで編んだ 竹魚篭(たけびく)だったんだ。
これは 魚を 持ち運びする役目の他に籠(かご)ごと 水につけておいて 魚を 活かしておく ためにも使かったみたいだよ。
昔は 氷などは 限られた 地域の 人たちしか身近になかったから、 釣った魚を 少しでも 長く活かしておいて 持って帰ったんだろうね・・・。いやあ クーラーって ありがたいものなんだよねえ~~~っ。
釣り糸の結び方 仕掛けの作り方について
釣り糸の結び方って いろいろと種類があって覚えるのが大変って思っていませんか? 実は簡単な仕掛けなら コマ結びだけでも 仕掛けは作れちゃうんだよ!
結節強度(けっせつきょうど)って言って 糸は結ぶと弱くなるんだけど 結び方で 強さが変わってきます。 だから 必要なところに 必要な結び方をする必要はあるんだけどね・・・
フナ や ハゼ といった小さな魚を釣るくらいなら 全く問題ないから大丈夫。
コマ結びでチチワを作ってみよう
次は チチワを使って 述べ竿(のべざお)に 道糸を結んでみよう。
サルカンを結んでみよう
理屈がわかれば しめたものだよ。 あと必要なのは 針と糸を結ぶことができれば、いろいろな仕掛けが作れるけど、糸付きの針を使えば コマ結びのチチワだけでも大丈夫。
チチワとスナップ付きの金具類を上手く使って仕掛けを作ってみよう。
★チチワで結べるものの例★
穂先と道糸 道糸とサルカン 道糸とハリス サルカンとハリス 幹糸とオモリ などなど
エサについて
魚釣りの餌(えさ)には、いろいろあります。
魚釣りの用の餌(えさ)以外に、普段(ふだん) みんなが食べている ものの中や、 身の周り(まわり)のものの中にも 魚釣りの餌(えさ)として使えるものが たくさん あるから 知っておくと何かのときに役立つよ
では 釣りに使われる餌(えさ) を いくつかみてみよう。
ミミズの仲間(なかま)や虫 など | |||||
シマミミズ アカ虫 サシ ぶどう虫 ゴカイ 青ジャムシ アカジャムシ イソメ チロリ コガレムシ ユムシ ジャムシ サナギ トビゲラの幼虫 | |||||
エビやカニの甲殻類(こうかくるい) プランクトンの仲間 など | |||||
サイマキ 藻エビ 手長エビ カッチン カメジャコ ボケ ヒライソガニ タンクガニ サバガニ ゲタガニ 砂ガニ ボサガニ シャコ イセエビ オキアミ アミエビ 桜えび ザリガニ | |||||
貝の仲間(なかま) など | |||||
カラスガイ アケミガイ アサリ カキ カメノテ ジンガサ アワビ サザエ トコブシ ウニ | |||||
魚やイカ など | |||||
ミミイカ スルメイカ アカイカ ヤリイカ ホタルイカ サバ アジ カツオ マグロ イワシ サンマ シラス どじょう ワカサギ | |||||
練り餌 など | |||||
サツマイモ 栗 その他配合餌 | |||||
その他 | |||||
ハム ソーセージ 食パン はんぺん とうもろこし スイカ みかん 梨(ナシ) ゆで卵 豚の白身 金魚 クモ トンボ |
では 魚ごとに よく使われる餌(えさ)を みてみよう! これは ひとつの例(れい)です。場所(ばしょ)によっては 違う(ちがう) 餌(えさ)を使う(つかう) 場合(ばあい)もあるよ!
アユ | サシ シラス(釜揚げシラス) イカ |
ハヤ | サシ ミミズ アカ虫 |
ウグイ | ミミズ アカ虫 サシ ゴカイ 豚の白身 |
フナ・コイ | ミミズ 練(ねり)え 配合餌 |
ナマズ・ライギョ | ミミズ 金魚(生餌) フナ(生餌) |
ヤマメ・イワナ・ニジマス | ブドウ虫 ミミズ マグロ赤身 トビゲラの幼虫 ワカサギ クモ |
アジ・サバ | シラス アミエビ オキアミ |
イサキ | アミエビ オキアミ イカの切り身 青ジャムシ |
マダイ | オキアミ イカの切り身 イカ(生餌) クルマエビ |
メジナ | オキアミ イワシの切り身 |
イシダイ・イシガキダイ | ウニ イセエビ アワビ トコブシ カメノテ ジンガサ イソッペ(カニ) |
ハゼ・キス | ゴカイ 青ジャムシ・イソメ |
カレイ | コガレムシ ジャムシ ユムシ |
ヒラメ | イワシ(生餌) アジ(生餌) どじょう(生餌) |
カサゴ | サバの切り身 青ジャムシ |
クロダイ | アケミガイ カラスガイ 藻エビ クルマエビ ユムシ ジャムシ みかん スイカ |
タコ | カニ 豚の白身 |
釣りマメ知識
魚釣りの餌(えさ)は、魚の種類(しゅるい)や、同じ魚でも 時期(じき)や 地域(ちいき)によって 違うことがあるよ。 餌屋(えさや)さんに 聞くときは 「何処(どこ)に何を釣りに行きたいから・・・」と聞けば 使う餌(えさ)を教えてくれるよ。
ハリの外し方
<かえし>があることで、エサが取れにくかったり、かかった魚がハリ外れでバレてしまうのを防いでいるよ! <かえし>はハリにとって重要な部分の一つ。ハリの種類によっては<かえし>の無いハリ(バーブレスともいいます)もあるから間違えないように・・・
だから 無理やり外そうと思っても 外れない ばあいがあるよ! 簡単にハリを外すには ちょっとしたコツがあるから 覚えておこう!
ハリの返しの付いていない側に 力をかけながら(押しながら) ハリ抜くと 意外と簡単に外れるよ!
利き手と反対の手で 魚の頭を持ちます。ハリの掛かり方をみて 力をかける方向を考えて ハリを抜いていこう!
取れにくい場合は 繰り返し 繰り返し 力をかけてみよう。何度かやると ハリの掛かっていた穴が広がって ハリが抜けてくるよ。
ハリを素早く外すことは、数を釣るための必要なテクニックの一つだよ。手早く次の釣りに入るには針を素早く外せないとね!
ハリを飲み込まれてしまった場合は、<針はずし>っていう道具があるから、それを使ってみよう。 使い方は 説明書を読んでくださいね。 1本持っていると便利だよ。