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 ユメカサゴ釣りのホームページ  Fishing homepage

ユメカサゴ釣りのホームページご訪問有難うございます。このサイトでは、遠州灘・駿河湾のユメカサゴについて生態・釣り道具・釣り方・食べ方など紹介しています。(ホームページ随時改装の為 お見苦しい点はご容赦ください)

ユメカサゴ釣りのホームページ

ユメカサゴってどんな魚?

ユメカサゴは日本海、太平洋、東シナ海の大陸棚に生息しています。いくつかの呼び名がありますが、ノドグロと呼ぶところもありますが、アカムツとは異なります。(アカムツもノドグロというところもある) では もう少し詳しく見てみましょう。

ユメカサゴの生態

ユメカサゴ釣りの道具と仕掛け

ユメカサゴの釣り方

ユメカサゴの食べ方

カサゴ目 Scorpaeniformes
亜目
カサゴ亜目 Scorpaenoidei 
メバル科 Sebastidae
亜科
バル亜科
(Sebastinae)
ユメカサゴ D. berycoides
学名
Helicolenus
(Goode & T. H. Bean, 1896)
英名
Hilgendorf's saucord
和名
ユメカサゴ/夢笠子

ユメカサゴの生態

ユメカサゴは 中深海から深海辺り、100mくらいから1000mくらいに生息している魚でらしいです。釣りの場合では 200m前後から500mくらいになります。

砂泥地を好み エビカニ系の甲殻類 虫系の多毛類 イカ系の頭足類などを捕食しています。釣り餌としては、イカの短冊 や サンマ・サバなどの切り身がよく使われます。

釣り上げた ユメカサゴから エビ・イカ・タコ などが 吐き出される時があります。 時期によって、捕食できるものは何でも食べているかもしれません。釣り期は、遠州灘では、春から初夏に 伊豆半島周辺では 秋 というように 地域によって異なるようです。

また 釣りをしていて 根係の多い場所に来ると 釣れることが多いことから 障害物を好み それに身を寄せて じっとしているものと考えられます。やはり カサゴ・メバル系の魚ということですね。

産卵は1月から3月ごろとされていますが、場所による違いもあり 一概に言い切れません。 成長は遅く 30cmになるまでに約10年かかるそうです。

ユメカサゴは 大変美味しいお魚でもあります。遠州地方の話ですが、 昔 病院の食事に よく使われていた事もあるそうです。今では数も少なくなり 結構高値で取引されるお魚となっています。 成長が遅い魚なので、大量捕獲を続けていると 絶えてしまうのでしょうね・・・。

では そんなユメカサゴの釣り方を見ていきましょう。

ユメカサゴ釣りの道具と仕掛け

ユメカサゴを釣るには 中深海・深海釣のタックルが必要になります。中深海ならば 150m前後 から 3000m前後・ 深海なら300m〜500m前後 の釣になります。起伏にとんだ場所では 胴付き仕掛け 比較的 なだらかなところでは 吹流し仕掛け で釣る方が効率的かもしれません。 このページでは 主に中深海での釣りを紹介していきます。  

ロッド(釣り竿) ユメカサゴ釣りのロッドは、表示が 80号 〜 150号くらいのものを使います。(深海では200号〜300号表示)が使われます。 オモリ負荷 に応じて選択してください。

長さは 1.8m〜2.2m 前後が使い勝手が良いでしょう。各地域の釣り方の違いなどもあり、市販のものでは 調子が合わない場合も多く 自作されたり、オーダーメイドでカスタムロッドを作られる方も多いです。

ユメカサゴ釣りは、それなりに 大きな負荷のかかる中深海の釣りです。 パイプ構造のロッドよりグラスソリッド(=グラスの無垢) をお勧めします。

自作ロッドをお考えの方は こちらを参考に・・・GO!

リールユメカサゴ釣に使うリールは、糸巻き量でいうと PE 6号〜8号を 300m〜600m前後巻けるリールを使います。リールの大きさと PEラインの太さは 釣り場所の水深と使うオモリの負荷に応じて選択することになります。

深海釣りでは、PE10号〜14号を 1000m〜1400m前後 といったところでしょうか。

浅場のユメカサゴ釣り(200m〜300m)では、糸巻き量が少なくてよい場合もあるので ミヤさんなら コマンドX・4 コマンドX・6 コマンドX・8。ダイワさんなら600・750・1000シリーズ・シマノさんなら600クラスで良いと思われます。

クーラー中深海釣りでの、 クーラー購入の目安としては、50リットルから上をお勧めします。

そんな時は 例えば 40リットル前後クラスを2つ用意する。という手もあります。

港まで近距離であれば、少々 保冷力が弱くても 何とかなりますが、 遠距離の場合は、保冷力の強いクーラーをお勧めします。

大きさ と 保冷力 持ち運びなどの利便性を考えて 自分釣りに あっているものを選びましょう。

ロッドキーパー(竿受け) ロッドキーパー(竿受け)は必要です。浅場の オモリ負荷が 小さい場合なら小物用のロッドキーパー・竿受けで対応できます。第一精工のラーク または ミヤマエのロボットが一般的です。ラークの場合はラーク16・18クラスで大丈夫です。前者でも 十分対応できますが、深海釣りの場合なら最強ラークが安心できます。

船の装着場所なども考えて 間違いのないロッドキーパーを選択してください。ロッドキーパー装着時には、クランプで船に固定されるわけですが、 何があるかわかりません。 尻手ロープロープを付けることをお勧めします。

太目であれば ロープ でも何でもかまいません。 ちなみに筆者は 幅1cmの組みひも を使っています。 (ちなみに ホームセンターで購入しました)

針掛けクランプ

胴付仕掛けで 針数が多い釣りの場合、針掛けがあると大変便利です。 もちろん 吹き流し仕掛けの針数が少ない場合でも 重宝します。 仕掛けのトラブルを軽減するためにも 使うことをお勧めします。

針掛けは、巻上げ時に針を順次掛けておく <一時的な仕掛け置き場> であり また <投入器>の役目も果たします。

針掛けは、市販品を購入される場合、実績のある <ミヤマエのフックプレート>がお勧めです。また廃材やホームセンターの部材から 手作りもできます

クランプ につきましては、ホームセンターの大工用品コーナーで、型クランプの名称で 購入できます。 

仕掛け中深海 深海仕掛け になります。ご自身で製作される場合 こちら をご覧ください。 仕

掛けバランスの目安として

胴付きの場合

深海の場合はこちらをご覧ください

針 数 5本〜10本
幹 糸 16号〜20号くらい
枝 間 100cm〜150cm前後
ハリス 8号〜14号 40cm〜80cm
ネムリバリ 16号〜18号くらい
サルカン パワーオヤコ3×4から
1/0×1くらい 
ステ糸 6号〜8号 150cm〜200cm

吹き流し天秤仕掛けの場合

針 数 3本〜5本 (くらい)
先 糸 10号〜12号 100cm前後
枝 間 80cm〜100cm
枝ハリス 8号〜10号 40cm〜50cm
下ハリス 8号〜10号 80cm〜100cm
ネムリバリ 16号〜18号
サルカン パワーオヤコ3×4前後
 クロスビーズなど
捨て糸 6号〜8号 60cmから1m

 といった感じになります。

参考仕掛け図は こちら

道糸・仕掛けのヨリトリ

道糸は PEライン 6号〜18号で水深・オモリ・仕掛けの針数など状況で変わります。例えば 魚場の水深が 300m後半から 500m前後 で 使用オモリが400号 なら PE12号を 1000m前後。

リールの仕様にあった号数とメーター数を準備してください。船からの指定がある場合は合わせましょう。(お祭りの軽減の為に 船によっては指定している船もあります)

糸巻き量は 「釣り場の水深の最深部 × 2倍」くらいを 目安とされることをお勧めします。 「高切れ」して、ラインが足りなくなっては釣りはできません。道糸・仕掛けのヨリトリには、ミヤマエに各種あります。

スナップ付き/ベアリング入りサルカン 10号位前後 1つでも十分にヨリは取れます。リング付きは ヨリトリのほかに、船上での仕掛けの管理・投入・引き上げ の利便性もあります。お好みのヨリトリを使ってください。 

錘(オモリ) 浅場のユメカサゴ釣りには 120号から300号前後、深場の場合は400号前後 が使われます。根係りで失う場合が多いので、予備を複数用意してください。釣り場の状況を確認して準備しましょう。

胴付き仕掛けの場合は 中錘が効果を上げる場合があります。20号から40号くらいまでを使い分けるのですが、仕掛けのバランスを大きく左右するのでビギナーさんは中錘は <付けるなら付ける 付けないなら付けない> で統一して釣行した方が 仕掛けバランスを想定(想像)しやすいかも知れません。

ナイフラジペンハサミ

ナイフは魚を〆るなどに使いますが、家庭用の包丁のような薄刃ではなく、 出刃包丁の様に 刃の厚いしっかりしたものでないと 刃が折れるなどして 揺れる船上では 危険です。

ラジペンは針をはずしたり、金具の変形を治したりに使います。 錆び難いステンレスのものが長持ちします。 ハサミは お祭りなどの時 糸を切ったり、毒魚の針を落としたり に使います。 

指穴の大きな 植木バサミ や キッチンバサミ が重宝します。 また 仕掛けの管理だけなら事務用のハサミでも十分使えます。 いずれも 使用後はしっかり水洗いして、 油分をつけて手入れしましょう。

ユメカサゴの釣り方

前文のとおり、 吹流し仕掛け 胴付き仕掛け どちらでも結構です。場所の場所の条件で 使い分けてください。 どちらの釣も 基本は トントン釣り で、マメな棚取りが大切になります。水深が 深ければ深いほど 投入回数が減ります。効率よく 連釣 させるのが 数を伸ばすコツです。

遊漁船には 右舷を使う船 左舷を使う船 両舷を使う船  があるので 初めての場合は 船長の指示に従ってください。

図は 胴付き仕掛けのセッティングの一例になります。 ようするに 投入できる体勢です。現場へ到着したら、この体勢で投入の合図を  待てるようにします。

忘れやすいのが 尻手です。 必ず リールまたはロッドから1本 と ロッドキーパーから1本の 2本を付けることをお勧めします。

また 手の届くところに ハサミ・ペンチ・予備の仕掛け・オモリ などを置いておくと都合が良いです。身の回りのスペースを上手く使ってください。 

ユメカサゴ釣りの餌には、サバなどの短冊・ シコイワシ・イカの短冊などが使われます。大きさは、ちょうど<タバコ の ショート>くらいが適当ですが、ユメカサゴの大きさや喰い方で幅や長さを加減します。

針数が少ない時には、ポイントに到着してから餌をつけても十分間に合います。短冊餌は、端にチョンガケしてください。シコイワシなどの一匹がけは、口の先に、あごから上あごに向けてチョンガケします。

雑につけると 海中で回って 著しく喰わなくなります。

まず リールの電源の確認をしてください。 電源が入っていなければ 電源を入れてください。船べり設定・ゼロ設定もお忘れなく!仕掛けの絡みが無いか確認しておいてください。オモリをもって船長の合図で投入します。

投入後 着底を待ちます。 スプールが止まって 道糸がフケたら 着底です。クラッチを入れて リールを巻き 道糸のフケをとって アタリを待ちます。

基本的な釣り方は、 胴付き仕掛けの場合 トントン釣り (オモリが 着底したり 浮き上がったり を繰り返している状態)ですが、 オモリを浮かせて釣り場合、あるいは 同じ トントン釣りでも 着底している時間を 長く取って 釣る場合など 釣り場の 状態・海況・船長の流し方 などで変わってきます。

吹き流しの場合は、錘が底に着いたら、ハリスの長さ分仕掛けを上げアタリを待ちます。 棚はその日の条件で変わってきます。 早くその日のパターンをつかんでください。

また 海底には起伏があります、状況により頻度は変わりますが マメに棚の取り直しもお忘れなく!

ユメカサゴの活性が良い時は、追い喰も狙ってみましょう。最初のアタリがあったら、糸を出して オモリを着底させて30秒から1分くらい待ってみます。 あまり待ちすぎると最初の1尾も外れてしまうので 適当に・・・。

いよいよ取り込みです。ユメカサゴは水面でバレると逃げていってしまいます。お互いに協力できる状態のときはタモ入れを協力し合いましょう。タモ入れはキンメ釣りの要領です。海面から抜き上げる時、タモをユメカサゴの下に添えます。

* 針が 外れて落ちた時に、タモに入る様に添える感じです。

魚の処理の前に、深海釣りの様に 順次投入・一斉巻き上げ の場合を除いては、次の投入ができる場合があります。 次の投入が出来るようなら次の投入を急ぎましょう。 

ユメカサゴは同じ場所に何匹かまとまっている場合が多いです。 すぐさま投入すれば、次が来る可能性が高いからです。次の投入ができた場合、着低まで若干時間がありますから、この時に魚の処理をします。

お刺身など 生状態で食べる分については〆めて血抜きすることをお勧めします。

背中を自分に向ければやりやすいです。エラ から ナイフを入れ 背骨を絶ち 尾びれの付け根にもナイフを入れます。 ドロッ とした 血が出れば 完璧です。

しばらく バケツなどに浮かべて血を出してから氷と海水を入れたクーラーに収めます。

ユメカサゴの食べ方

27・28cm のサイズが 1尾600円から800円で 売られているのを見たことがあります。今では 貴重な魚の1つに なりつつある ユメカサゴですが、淡白な白身でとてもおいしい魚です。塩焼き・煮付け・唐揚げ・お刺身など幅広く料理に使われます。どんな料理でも おいしく頂ける 結構 重宝する魚のひとつでもあります。皆さんは どんなお料理がお好きですか?

ユメカサゴのお刺身

脂の乗ったユメカサゴのお刺身です。上品な甘みと 口の中でとろける様な食感がたまりません。 丸々した 体系のユメカサゴが お勧めです。 

ユメカサゴの塩焼き

淡白な白身のお魚ですが、結構 脂がにじみ出てきます。 ユメカサゴ独特の旨味を味わえますので、シンプルな料理ですが お勧めです。

ユメカサゴの煮付け

お刺身もよいですが、ユメカサゴの煮つけも定番料理です。 煮つけた後、1日冷蔵庫で寝かせて、食べてみてください。身が締まってとてもおいしくなります。

ユメカサゴの鍋

開いたユメカサゴに振り塩 または 塩水に漬け込み 干物にすると 旨味が凝縮して一段と美味しく頂けます。 干物にすることで 身がしまり 塩焼きとは一味違った口あたり! これも絶品です!

ユメカサゴの唐揚げ(丸揚げ)

ユメカサゴのアラ や レバー を煮付けます。 ハラモ・カマ・中骨 全て美味しいです。特にレバーは 濃厚な味わいですが、それでいて しつこさがない絶品です。

ユメカサゴの干物

ユメカサゴのアラ や レバー を煮付けます。 ハラモ・カマ・中骨 全て美味しいです。特にレバーは 濃厚な味わいですが、それでいて しつこさがない絶品です。

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参考記事

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